WIC(The Women, Infants, and Children Program)



 WIC(ウィック)は、産前産後の女性と5歳以下の子供を対象とした食料支援制度です。
こちらへ来て間もない頃知り合ったママ友達2人が利用していて、「絶対入った方がいいよ」と勧められたのがきっかけです。
 一応低所得者層向けのプログラムですが、生活保護等とはまた違う、気楽に受けられるサービスだと思います。WICは市民の税金を基に運営されています。収入の上限が比較的緩く設定されているので、ある程度の収入がある人でも利用できます。米国市民でなくても利用することが出来るなんて、アメリカって太っ腹ですよね。留学生家族にとっては有難いサービスです。

かずよが通っているのはAmerican Red Crossという団体のWICオフィス。
娘が生後6ヶ月位の頃から通っています。

American Red Cross
SDSU WIC
(電話もしくはウェブサイトの"enroll"のページから問い合わせが出来ます)

WICに入るための必要書類
・お母さんのID       ・・・免許証かパスポート
・現住所が確認できる書類・・・公共料金の請求書など、住所の記載があれば何でも
・子供のID         ・・・パスポート
・Proof of Income     ・・・米国内での収入を証明するもの。銀行へ行かなくても、
                 銀行のウェブサイトから自分の口座の履歴を出して
                 プリントアウトして持って行けるはずです。

 ちなみに、日本から貯金などの送金がある場合は、渡米前に貯めたお金を送金してもらってる旨を口頭で説明するだけでOKでした。

下記は娘が1歳未満の頃にもらっていた1ヶ月あたりの食品です。

牛乳・・・ 1ガロン(3.8リットル)入り4本〜8本
チーズ ・・・ 1個あたり1パウンド:約450g×4個
卵 ・・・ 1ダース×2
ピーナッツバター ・・・ 1個
乾燥豆 ・・・ 約1kg
果汁100%ジュース ・・・ 2リットル×5本
ベビー用シリアル ・・・ 3箱
ニンジン ・・・ 約1kg
ツナ缶 ・・・4缶

 ミルクで育てている場合は、ニンジンやツナ缶などがなくなり、全体の配給量が少し減り、その代わり粉ミルクがもらえます。
 子供が1歳を過ぎて、成長も順調であれば、もらえる量も少しづつ減っていきます。逆に子供の体重が標準より少なければ標準に近づくまで食料の量が増えます。牛乳の引換券は何枚かに分かれていて、一度に全量もらう必要はありません。
 また、全ての食品を全部もらわなければならないということはなく、不必要な分は放棄できます。




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